2009年10月3日(土)18:59

チェコのクラウス大統領は当面リスボン条約に署名しない意向

プラハ(AP)

チェコのヴァーツラフ・クラウス大統領はアイルランド国民投票の批准承認を受けても、当面リスボン条約の批准文書に署名しない意向である。私はまず憲法裁判所の判断を待ちたい、と大統領は土曜日プラハで述べた。クラウス大統領はリスボン条約の断固たる反対論者である。今週木曜日、チェコの上院議員のグループは憲法裁判所にリスボン条約の合憲性を審査するよう訴えを起こしている。

とりわけ審査で問われるのは、アイルランドに対して妊娠中絶禁止法や安全保障政策に関する主権を保証したことが、加盟国による批准のやり直しが必要なほど従来の条約に変更をもたらしたか否かという点である。チェコのほかポーランドも批准を完了していない

アイルランドは仕切り直しとなった金曜日の国民投票で、3分の2の賛成をもってリスボン条約の批准を承認した。条約はEU加盟全27ヶ国が批准しなければ発効に至らない。

原題:Klaus will EU-Reformvertrag vorerst nicht unterschreiben




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